かずわん先生の電気工事士技能試験教室




リングスリーブの選び方





リングスリーブ E形

第二種電気工事士筆記試験の配線図問題には、ジョイントボックス内の接続に必要なリングスリーブの
種類と数を求める問題が出題されることがあります。
ジョイントボックス内の接続を理解し、以下の内容を覚えておけば、
小中大どのスリーブを選ぶのか、比較的簡単に求めることができます。


E形スリーブ「大」で接続できない太い電線の組み合わせが出題されたときは、
P形スリーブを使います。


P形スリーブ


電線の太さは、単線は直径mmで、より線は公称断面積mm2で呼びます。

mm2=スクウェア(平方)ミリメートル  略してスケア(スクウェア)と呼ぶ(square)
以下「sq」と表示します。
単線1.6ミリの断面積は2sq
単線2.0ミリの断面積は3.14mm2(3.5sq)
単線2.6ミリの断面積は5.3mm2(5.5sq)


リングスリーブ選択の大まかな目安
電線断面積の合計が、8sq以下は小スリーブ
8sqを超え14sq未満は中スリーブ
14sq以上は大スリーブ

大のリングスリーブは、5.5sq×3=約16.5sqまで接続できます。

注意
8sq以下でも、2.6mmを含む単線だけの場合は、中スリーブ以上の大きさを選ぶ。
2.6mm又は、5.5sqは小スリーブは使いません。

小スリーブは内径が4mmです。1.6mm1本と2.6mm1本は、直径を合わせると4.2mmになり、小スリーブには入らないので、中スリーブで接続します。




2.0ミリ2本と1.6ミリ1本の場合
3.5sq×2本+2sq=9sq
8sq超だから中を選ぶ。


1.6ミリ3本と2ミリ1本の場合
2sq×3本+3.5sq=9.5sq
8sq超だから中を選ぶ。


5.5sq3本の場合
5.5×3=16.5  14sq以上だから大を選ぶ
(小、中、大のスリーブから選ぶ場合)

5.5sq1本と1.6mm1本の場合
5.5+2=7.5 8sq以下ですが5.5sqは小を使わないから中を選ぶ。



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