かずわん先生の電気工事士技能試験教室



ジョイントボックス内の接続


ジョイントボックス内の電線接続は、リングスリーブや差込型コネクタによる終端接続をします。
なお、試験では、VVF用ジョイントボックスは省略されます。
電気技術者試験センター公表の「合否判定の判断基準」では、電線同士をつなぐことを「接続」と呼び、
器具に電線をつなぐことを「
結線」と呼んでいます。



VVF用ジョイントボックス

試験ではジョイントボックスが省略されるので、このような状態になります。

VVF用ジョイントボックス  アウトレットボックスのケーブル寸法取り





差込形コネクタによる終端接続
差込形コネクタによる接続は、絶対に心線がはみ出てはいけません。
また、突き当たるまで確実に差し込んで下さい。
心線の長さはココを参照


電線のはずし方

差込形コネクタを左右にひねりながら電線を引き抜く。
何度も抜き差しする材料ではありませんが、
技能試験では、接続を間違えた場合、電線を抜いて接続し直しても構いません。

(新たなコネクタの支給を受けることもできます。)

よくある質問
差込みをやり直すとき、心線についた傷は欠陥になりますか?

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リングスリーブによる終端接続
リングスリーブの刻印の間違いは欠陥です。
使い込んだ圧着ペンチは刻印が確認できないこともあります。注意して下さい。
圧着工具はJIS指定(柄の色が黄色)の工具(圧着ペンチ)を使います。


小リングスリーブ
の圧着マーク(刻印)
1.6_2本
1.6_3本
1.6_4本
1.6+2_
2_2本
注意
2ミリ1本+1.6ミリ1本の場合、スリーブは小、圧着マークは小です。
2ミリ1本+1.6ミリ3本の場合、スリーブは中、圧着マークは中です。
2ミリ2本の場合、スリーブは小、圧着マークは小です。


より線 2mm2は単線 1.6mm相当の太さです。
2mm
2+1.6mmの場合、スリーブは小、圧着マークは○です。
2mm
2+2mm2の場合、スリーブは小、圧着マークは○です。


リングスリーブの選び方


リングスリーブによる接続の場合、ジョイントボックス内の絶縁被覆が極端に短いと、欠陥になります。(20mm以下は欠陥)絶縁被覆の長さは、少なくともテープ幅が必要です。
また、接続後の先端の心線は切断します。切断を忘れて5mm以上心線が出ていると欠陥です。

差込形コネクタの心線長さの出し方。



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