かずわん先生の電気工事士技能試験教室




ランプレセプタクルへの結線と輪作り



外装剥ぎ取りから結線完了まで。目標時間3分以内
この輪作り方法は、本サイト開設時から推奨している方法(クランク方式)です。

電気工事士技能試験受験のために考えた方法です。二種には輪作りは必ず出題されます。
輪作りで時間のかかる人は、大きすぎる輪を作ってしまい、修正に時間がかかっています。
この方法で輪を作ると4mm以上の大きさの輪にならないので、時間を大幅に短縮できます。
輪作り


良くある質問
質問:電線を直角に曲げると銅線が劣化しませんか?心線を21mm出し、輪を作る方が早いのでは?
答え:見た目は直角に見えますが、実際は、手を使って曲げてますから、完全な直角ではなく、丁度良い曲線になります。何度も心線をひねり直す方が銅線は劣化します。

21mmむく方法は、正確に21mmむけるようになるまで練習時間がかかります。
また、先端が真っ直ぐでペンチでつまみにくい形状なので、慣れるまで時間を要します。


どんな作業も、いろいろ工夫し、単純で効率の良い方法を見つけ出すことが重要です。
工夫しなければ、上達はありません。


レセプタクルへの結線作業手順
1.ケーブルの外装被覆を、レセプタクルの直径(約5センチ)に合わせ取る。
2.絶縁被覆を約2センチ(ナイフの幅)残して絶縁被覆を取る。
3.輪を作ってねじ止めする。
極性に注意する。受金ねじ部端子は白、ヘソ側は黒。
レセプタクル
白と黒を逆に結線すると欠陥で不合格になります。
注意:最近、「蓋が締まらない」欠陥で不合格になる受験者が増えています。
レセプタクルの場合、絶縁被覆を残す長さは、ナイフの幅(2〜2.5センチ)で大丈夫です。
いちいち器具に合わせる必要はありません。露出形コンセントは、約1センチ絶縁被覆を残します。

ねじの位置が練習していた物と違う器具が出題されたら、現物合わせをして下さい。


途中まで2本まとめて行う
輪作り
電工ペンチで最初に心線をはさむ位置が重要です。
被覆のすぐ近くをはさんで曲げると、4ミリのネジの場合、ネジが被覆を締め付け、
欠陥を取られる恐れがあります。
必ず約2〜3ミリ、被覆から離れた所をペンチではさんで下さい。



参考ページ



技能試験用工具紹介

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